先日、初めて担当させていただいた患者さん。     3年くらい前から続く腰痛で、痛みに波がありストレッチでも張り感に左右差があったり、座ってカウンセリングシートを記入していても違和感が消えないetc・・・     普段からランニングで走り始めて身体が温まると痛みが和らぐが、10キロを超えると痛みが出始める。     日頃から食事も気を使い、糖質制限まで行い運動もしている・・・はて。     こんなケースは、「使い過ぎ、姿勢が悪い」と考える人も多いようですが僕は、違う角度で思考します。     使い過ぎ :ランニングは、持続系のスポーツで繰り返す腰痛を起こすような負荷はかからない。     姿勢が悪い:腰の曲がったお年寄りは、当然ながら姿勢が悪いが全員が腰痛?いまいち説得力に欠ける。     仮にランニングで何かの理由で筋肉が損傷した場合でも人間には、優れた自己治癒能力があり、疲労、切り傷、筋肉痛・肉離れ(筋断裂)までも回復するので不調につなげにくい。     じゃあ、なぜ腰痛になる?なぜくり返す?って話です。     しかし何らかの理由で回復・治癒能力がうまく働いていない場合は、どうなるでしょう?当然ながら不調が長引く可能性が大きくなる。     そこで大切なのは、痛い部分を施術するのではなく回復・治癒を妨げるモノは何だろう?と考えるのがセオリーかなと。     走る動作において身体が温まり痛みが和らぐなら、使用率が高い股関節周りの筋肉がトラブってるだろうし、呼吸に関係する筋肉も当然ながら調べなきゃいけない。     そのほかに主動筋と拮抗筋、筋膜のつながりと関係する臓器、相反神経支配などを追いかけると突き止めやすかったりします。←セラピスト向け     痛みを出す筋肉も原因も1か所なんてことは、殆ど無いし、基本は理詰めの詰将棋みないに緻密に点と点線でつなぐ。     この内容を「面倒くさい・ヤヤこしい」と思った方もきっと多いでしょうけど人間の身体は、本当に複雑です。。。     患者さんが帰り際に・・・     笑顔で「今日・・・走っても良いですか♪」と聞かれたので、弾けるスマイルで答えました。     あーなるほど天気も良いしね!うんうん、わかる!わかるよ!その気持ち!!     答えは、NOです。     ゆっくりして回復を促してくださいと。     理由として人間は、マルチタスクが苦手で回復の時は回復に全力を注ぎます。     ※39度の発熱したらお腹空かないですよね?それがマルチタスクです。     マルチタスクについて、また書きます。