脳と身体をつなぐエクササイズ

こんにちは木村です。
 
 
1年の振り返りって皆さん、行ってますか?
 
 
私の場合、何をしてきたのか備忘録としてもブログを利用しています。
 
 
2022年は、毎月恒例でもある横浜CBSセミナーの他に、脳と神経系をつなぐエクササイズのセミナーにも足を運んでいました。
 
 
以前にも特別支援学校で、エクササイズを指導していましたが、今回は、バリエーションや知識の整合性を高めるためにブレインジム・エクササイズの個別レッスンを受けていました。
 
 
グループレッスン、zoomで受講なども選択肢にありましたが、やはりマンツーマン一択でした。
 
 
他の人に気を遣う必要がなく学べる環境が良い。
 
 
そして講師との会話が必然的に多くなり、色々な質問ができるのが良い点です。
 
 
セミナーの掛け持ちは、情報が多すぎてお腹いっぱいになりますが、人間って喉元過ぎれば熱さを忘れる。
 
 
一般の方からするとHSPや繊細、グレーゾーンの人とエクササイズは全く結びつかず、なぜエクササイズを習う必要があるのか?不思議に思う方もいると思います。
 
 
心と身体のつながりを生理学的な視点で見たときに栄養・エクササイズが重要な役割を果たすと考えています。
 
 
以前にNPO法人はぐはぐ主催の発達を学ぶセミナーでも、子どもの「粗大運動の発達」に触れていました。
 
 
 
 
ちなみに粗大運動の発達とは・・・
 
寝返り、座る、ハイハイ運動、つかまり立ち、つたい歩きなど
 
 
 
 
発達 ハイハイ運動
 
 
 
 
身体を動かすと手や足から伝わる感覚で、ザラザラする・硬い・柔らかいなどの刺激が、皮ふ→→神経→→脳へ情報が伝わり、私たちは成長していきます。
 
 
初めて自転車に乗ることも同じで、何度も転んで練習をくり返して上手に乗れるようなると、パパやママが成長したね~なんてよくある光景です。
 
 
 
 
五感
 
 
 
 
自転車に乗るときも両手両足を動かして、目で進む方向を確認します。顔で風も感じているでしょうね。
 
 
五感を使って私たちは学習しながら成長します。
 
 
ブレインジム・エクササイズも五感を使うことで発達や成長を促すキッカケの刺激になる。
 
 
馴染みは薄いかもしれませんが、元々ブレインジムエクササイズは、海外で学習障害などがある子どもたち向けにプログラムされたものです。
 
 
この分野でも圧倒的に海外が進んでおり、世界で80くらいの国で広がりをみせていますが、日本では教育・療育の分野でも縦割り社会でエビデンス(医学的な根拠)や既存の教育概念を重視するため、こういったエクササイズは取り入れられていません。
 
 
今までにないエクササイズを含めた包括的な支援は、つまづきやすい子供たちの社会性が高まる可能性があると私は考えています。
 
 
薬で落ちかせることを勧める小学校も多い、などの話も聞きます。
 
 
薬が全て悪いわけではありません。抑えるだけで改善するわけではないため、ずっと飲み続けるの?と心配される親御さんも少なくはありません。
 
 
それ以外の方法を模索する、考えることが今後はもっと大切になっていくと感じています。
 
 
HSP・繊細・発達でも手っ取り早くハウツーのように効果を求めるケースありますが、私たちの身体は簡単ではありません。
 
 
HSPだけ、過敏、グレーゾーンというピンポイントだけにフォーカスしたり学ぼうとすると、全体が見えず戸惑いや難しさが出てきます。
 
 
栄養学・エクササイズや施術でも、そこだけ特殊なことをしているのでなく、生理学的に共通する原理や背景があります。
 
 
前提となる知識や技術が不足しているとしたら、すぐに理解できなかったとしても不思議なことではありません。
 
 
どのような人でも分からないところから、何回も経験を重ねて、感覚をつかんでいくものです。
 
 
ただプログラムを行えばよい、ではなく何故この動きが必要なのか?
 
 
今行っている方法や技法、業界の常識に疑問を持つことも大切ですね。
 
 
支援する側がこういった視点をもつことで視野も広がり、子どもたちが安心して生きやすくなる環境にしていけるのでは?
 
 
そんなことを考えながら、2023年も歩みを止めず進みたいと思います。