グルテンと身体
こんにちは木村です。
今日は「グルテンと身体」について。
世間でもグルテンフリーの食品が手軽に買えるようになりましたね。
そもそも、グルテンって何?という方に。
小麦粉には「グルテニンとグリアジン」2種類のタンパク質が含まれます。
小麦粉に水を加えて・・・練って練って練って絡み合い・・・
ついには、なれの果てには、粘りが出て、「グルテン」に進化・・・
はい、グルテンの出来上がり。
グルテンは、小麦粉を美味しくするタンパク質で、パスタ・うどん・パンなど、もちもちとした食感は「グルテン」のおかげです。
ただ良いことばかりではなく、気になる点もあります。
※「消化されにくいため腸内に留まってしまう」こと。
腸内に残ったグルテンの影響で、体内でどのようなことが起こるのか・・・
アレルギー反応やアトピー、喘息、下痢、便秘、腹部膨満感・・・
また慢性疲労感、集中力低下、鬱っぽい、気分障害、目まい、腰痛~頭痛など多岐にわたります。
個人差はありますが、そういった症状に心当たりがあればグルテン不耐性の可能性もあると思います。
あとは、体にとって悪い物質(毒素)が血液の中に流れやすくなります。
いわゆる腸漏れ症候群(リーキーガット症候群)といわれている状態。
とは言え死ぬわけではないので、医療機関などでは問題視せず、あしらわれるかもしれません。
グルテンが不完全で消化されることにより、モルヒネと同じような物質が体内に駆け巡ります。
快感物質とも言われており、その快感を脳が覚えているので強い依存を引き寄せる。
いわゆる小麦製品の「粉もん」を無性に食べたくなるのは、このためなんですね。
お菓子類、コンビニ食、市販の調味料、麻婆豆腐などの素系、あらゆるモノに入っており、小麦粉を全く食べない生活は、なかなか難しいと思います。
ですが疲労感が抜けない、仕事に集中できない、お腹の調子がずっと悪い、アレルギーがひどい、などの症状で悩んでいる方は、
グルテンを減らすなど調整した食事を試してみるのも良いのではないでしょうか。
何かを1歩踏み出すことで、結果が変わります。
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以上、現場からグルテンの小話でした。