お知らせ
右腰から足の電撃痛
2025.04.29

症例レポート
こんにちは、wat51の木村です。
今回は、久しぶりにご相談者さまの症例レポートをシェアします。
「右の腰から足にかけて、電撃のような痛みが走る」
そんなお声をきっかけに、原因を一緒に探っていきました。
腰痛=筋肉?骨格?神経痛?
腰痛って、多くの方がまず思い浮かべるのは西洋医学的な見方です。
・筋肉の硬さ
・骨格のゆがみ
・神経の圧迫
たしかにどれも間違ってはいません。
でも、それだけで説明がつかないケースも多いんですよね。
見落とされがちなのが、東洋医学的な視点です。
東洋医学でも考える

東洋医学では、人の身体を「気・血・水」のバランスでとらえます。
このバランスが崩れることで、巡りが悪くなり、痛みやしびれといった不調が表れると考えます。
特に腰まわりに関係するのは腎(じん)の働き。といっても、これは腎臓のことではなく、生命エネルギーの貯蔵庫のような役割的な考え方です。
東洋医学では、腎の力が弱ると…
・下半身の冷え
・腰のだるさや痛み
・生殖・排泄機能のトラブル
・骨や耳の不調 など
さまざまなつながる不調が出やすくなるとされています。
腰が痛い=腰が悪いとは限らない
実際に今回のご相談も、痛みのある腰の筋肉はたしかに張っていました。
でも、そこを緩めてもすぐに戻ってしまうので、そこが本当の原因ではないというサインです。
詳しくお話を聞いていくと…
・心配ごとや不安
・疲れの蓄積
・忙しさによる睡眠不足
などが影響していることもあります。
身体の声を聴く
私は、症状そのものよりも、「どうして今その症状が出たのか?」を一番大切にしています。
だからこそ、施術の前後に一見関係なさそうなことまで色々とお聞きします。
・子どもの頃どんな体質だった?
・最近、眠れてる?
・食欲やお通じはどう?
・考え込みやすい?
それは単なる「ヒアリング」ではなく、
心と身体、そして生き方の流れを読むための大切な情報です。
くり返す不調とストーリー
腰が痛い。ほぐした。楽になった。でもまた痛くなる…。
それをくり返しているなら、体の外側だけでなく、内側にも目を向けるチャンスかもしれませんね。
ストレスが「気・血・水」の巡りを滞らせる。その結果、姿勢や内臓、筋肉の動きに影響が出で、それが「腰痛」という形で現れる。
そんなストーリーが隠れていることも、珍しくありません。
マニュアルは通用しない
痛い場所ではなく、「その背景」を見つめることが、本当に身体を調えるということだと考えています。
だから私は、マニュアル的な対応はしません。
もし、何らかの不調をくり返しているなら、ただ症状だけではなく、様々な視点で受け止めて、力になりたいと思っています。
ご相談はお気軽にどうぞ☺️
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