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vol.2 朝がつらい子どもをまるごと見る

2025.07.05

体のこと 繊細さん(HSP)
vol.2 朝がつらい子どもをまるごと見る

まるごと見る体と心のケアの視点

「朝、起きられない」
「ごはんが食べられない」
「登校前になるとお腹が痛い」

そんな子どもの姿に、戸惑いや不安を感じている保護者の方も多いと思います。
でもまずお伝えしたいのは…

朝がつらいのは、心の弱さじゃなく、体からのメッセージです。

見えないストレスが、体にたまっていく社会

今の子どもたちは、五感にたくさんの刺激を受けて生きています。

・目:スマホやタブレットの光
・耳:テレビや動画、絶え間ない音の刺激
・鼻:においの強い場所や食べ物
・皮膚:服のタグや素材の不快感
・体:人混みやにぎやかな空間、時間に追われる毎日

とくに感受性が強い子やHSP傾向のある子は、こうした刺激を全部キャッチしてしまうことが多いんですね。

五感のストレスは、見えにくいけれど確実に体を疲れさせ、緊張を溜めこみます。

動けない朝は、体からのブレーキサイン

体の緊張がずっと抜けないと…

・呼吸が浅く、体が酸欠状態に
・食欲が落ちてエネルギー不足
・夜中に何度も目が覚め、熟睡できない

こうして心身の切り替えがうまくいかなくなると、自分の意志ではどうにもできない「つらい朝」がくり返されることに…。

「夜更かし・生活リズムの乱れ」だけで片づけないで、体の緊張という視点でも見てあげてほしい。

体からの安心を届けるケア

言葉ではうまく説明できない不調が、実は体の緊張や疲労としてサインを出していることは少なくありません。

背骨と肋骨の動きが硬いと…
呼吸が浅くなり、交感神経が休まりません。

お腹の硬さと内臓疲労
消化機能が落ち、疲れが抜けにくくなります。

足~ふくらはぎの緊張
血流が滞り、痛みや不安感につながる。

整体的な視点では、こうした「カラダ全体の流れ」を読みながら、触れる・ゆるめる・整えることで、安心できる土台をつくっていきます。

「まるごと見る」ことでサポートは変わる。

子どもは自分の不調を、うまく言葉で伝えることができません。
だからこそ、大人が先に「体」や「感覚」に目を向けてあげる必要があります。

「甘えてるのかな?」ではなく、この子の体、どこががんばりすぎているのかな?」と問いかけてみてください。

ほんの少し見方を変えるだけで、子どもの表情がふっとやわらぐこともあります。

がんばらせる前に、安心できる体づくりを

がんばるための言葉をかけるだけじゃなく、理解してもらえる環境と、安心できる体を整えることも大切です。

私たちは、そのための土台づくりで心と体の調律をお手伝いします。

朝がつらい…その背景にある体からのメッセージに、一緒に耳を傾けてみませんか?^^

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