【注意】YouTube見ながら運動したら股関節を痛めた話

こんにちは、wat51の木村です。

今回は「YouTubeを見て運動したら股関節を痛めた」という、実際によくあるケースについて書いてみます。

「産後そろそろ動かなきゃ」と思って、YouTubeの運動動画を見ながら体を動かしていたら…

股関節にズキッ。。。

最初は筋肉痛？ それとも軽い肉離れ？
と軽く考えていたけど、もう一ヶ月も治らない…。

同じような経験、ありませんか？
実はこれ、産後ママにとても多いトラブル。

※ただし今回は、帝王切開のケースはのぞきます。

産後ママが股関節を痛めやすい理由

いくつか理由を生理学の基づいてコナン並みに考えてみました！

①産前と産後では筋肉のバランスが違う
②筋量が落ちている
③重心のバランスが変化している

たぶん、「骨盤の歪み」が一番の原因と想像される方も多いと思います。

たしかに骨盤の歪みは、大なり小なり存在しますが、ほんの少し歪んだくらいでで股関節が痛くなる影響って、じつは限りなく低いんです。

私の中では、「重心のバランス」がNO１に大切。

どんなに鍛えていても、バランスがとれていなければパフォーマンスが発揮されませんからね。

ストレッチが逆効果な理由

もし痛めてしまったとき、多くの方が迷うのが…
・動かした方がいいのかな？
・ストレッチで治るかも！？

そう考える方は多いと思います。

でも、この時点で体が守りのモード（防御反応） に入っていることがほとんど。

この状態でストレッチをすると、傷ついている筋肉をさらに引き伸ばしてしまい、結果的に回復が遅くなることがあります。

負傷した部分がどこか分からないまま、なんとなくの自己流ストレッチでセルフケアはおすすめしません。

実際に施術していると、筋肉が伸びないのではなく、過剰に収縮して固まっている ケースがとても多い。

本当に多い。

大切なので、もう一度いいますが本当に多いです。

もう一回はくどいので言いません(笑)

股関節痛や腰痛は、自分では触れない体幹の深層筋（腸腰筋や内転筋群など）が関わっていることがホントに多い。

このあたりのトラブルは、一般の方がセルフケアするのが難しい部分なんです。

ユーチューバーは、個人差をみない

最近は、YouTubeでも産後ケアや骨盤体操など、たくさんの情報があります。

もちろん素晴らしい内容もたくさんありますが、動画の制作者があなたの体と個人差を判断して作っているわけではありませんからね。

・筋力の左右差
・重心の崩れ方
・痛めやすいポーズや動きなど…

同じ動きをしても、今の自分の体に合っていなければ、体を痛めるてしまうこともあるので気をつけてくださいね。

痛めた！？と思ったら…

「動いて痛い」
「ふとした瞬間に痛い」
「寝返りで痛い」

そんな状態が続くと、生活の質が下がって精神的にもつらくなりますよね？

・まずはストレッチをやめる
・シップは気休め程度に考える
・無理せず日常生活をおくる
・信頼できる専門家に相談する

どうか我慢しないでくださいね💦

ちなみに…
テニスボールで「ほぐす方法」もありますが、やるなら気持ちいい範囲で止めてくださいね〜。

とにかく産後の体はやさしく丁寧に

出産は、皆さんを思っている以上の、もの凄い負担なんです。

がんばり屋さんほど「がんばらない勇気」が必要かもしれませんね＾＾

YouTubeよりも、あなたの体の声を耳を傾けてくださいね。

焦らず、やさしく整える方が、結果的に早く回復することが多いんですよ。