お知らせ
「力、抜いてます」でも身体は、まだ頑張っている。
2026.07.10
「もう少し、力を抜いてください」
施術中、そう言われたことはありませんか?
でも本人としては、「え? 抜いてますけど…」
だったりします。
実はこれ、珍しいことではありません。
力を入れている自覚はない。
なのに肩が上がっている。
呼吸が浅い。
顎に力が入っている。
寝ているはずなのに、朝から疲れている。
そんな方を見ていると、
僕は時々、こう思います。
凝っているとか、硬いより、身体がまだ「休んでいい」と判断していないのかもしれない。
今日は、自律神経と身体の緊張について、少し違う角度からお話しします。
よくある説明では…
自律神経の話になると、
「交感神経が優位だから身体が緊張する」
そんな説明されることが、よくあります。
間違いとは言えません。
ただ、僕はこれだけでは少し足りないと思っています。
なぜなら、人の身体はスイッチのように、
交感神経=ON・アクセル
副交感神経=OFF・ブレーキ
と、そんな単純に切り替わるわけではないからです。
そして、緊張が取れないからといって、すべてを「自律神経のせい」と決めつけることもできません。
姿勢や癖
仕事の時間
睡眠の質
痛みや違和感
運動の負荷
心理的な緊張
現実には、いくつもの背景が重なっています。
だから大切なのは、「硬い場所」を見つけることだけではありません。
どんな時に身体が緊張し、いつから戻りにくくなったのか。
そこを見ることです。
緊張しやすさより、「緊張から戻りにくい背景」を見る
人は誰でも緊張します。
大事な仕事の前
苦手な人と話す時
子どものことが心配な時
音や情報が多い場所にいる時
身体が反応すること自体は、悪いことではありません。
問題は、その場面が終わった後です。
仕事も終わった。
家に帰った。
風呂にも入った。
ご飯食べてくつろいだ。
最後に布団に入った。
なのに、、、

肩が上がっている。
歯を食いしばっている。
呼吸が浅い。
頭の中では、まだ昼間の会話を続けている。
出来事は終わったのに、身体の中ではまだ終わっていない
だから施術の時、僕は「どこが硬いですか?」だけを聞いているわけではありません。
最近、何か変わったことはなかったか。
忙しくなった時期はいつか。
眠れているか。
食事はどうか。
人と会った後に疲れるのか。
平日はつらいのに、休日は少し楽なのか。
天気が悪くなると体調を崩すのか。
一見、慢性疲労やこわばり、首肩こりとは関係なさそうな話の中に、
身体がいつから緊張を解けなくなったのか。
そのヒントが隠れていることがあるからです。
だから僕の施術は、少し質問が多いかもしれません。
「そんなことまで関係あるんですか?」
と驚かれることがよくあります。
でも、身体は一人ひとり違います。
だから最初から原因を決めつけたくないんです。
最近、身体の力が抜けないと感じる方へ
一つだけ、思い出してみてください。
身体がつらくなった時期に、生活の中で何が変わっていただろう?
仕事かもしれません。
家族のことかもしれません。
季節かもしれません。
睡眠かもしれません。
秘密がバレそうなときかもしれません(笑)
自分では「大したことじゃない」と思っている出来事かもしれません。
答えが分からなくても、大丈夫です。
むしろ、うまく説明できないから、一緒に見ていく意味があります。
「力を抜いてください」と言われても、力が抜けない。
そんな時は、
あなたが頑張って力を入れているのではなく、身体がまだ頑張っているのかもしれません。
身体には、身体なりの理由があります。
僕は、その理由を一緒に探したいと思っています。
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