お知らせ
姿勢と体調
2019.11.19
先日、こんなご相談をいただきました。
「姿勢が悪くて普通に立つと傾いているようで困っています。
さらに最近は体調不良が続き、腰が痛くなることもあり改善したいのでよろしくお願いします」
このメッセージだけを見ると、姿勢の悪さと腰痛が体調不良の原因に思えます。しかし、実際にお話を伺うと、それだけではありませんでした。
数ヶ月前から喘息を発症し、睡眠薬を服用しても眠りが浅く、慢性的な疲労感が抜けない状況…
姿勢と感情
体と感情を結びつける考え方として東洋医学的に考えると…
- 喘息:抑え込んだ感情を咳で吐き出したい無意識のサインかも。
- 座っていると腰が痛くなる:居心地の悪い状況に置かれている心理的ストレスが影響かも。
もちろん、すべての症状が感情からくるわけではありません。しかし不調を改善するためには、体だけでなく心にも目を向けることも大切なんですね。
目に見えない原因を探す
カウンセリングだけでは、感情の解放が難しいことも沢山あります。特に過去のトラウマに触れると、逆に体調が悪化するケースも経験しました。
トラウマは、脳と自律神経系の結びつきが強いため、私自身も社会脳の概念やポリヴェーガル理論を取り入れました。
ストレスが体に与える生理的な影響を理解することで、より柔軟に対応できるよう努めています。
柔軟な視点と視座
体調不良の原因は一つとは限りません。姿勢の悪さにしても、筋肉が弱っているのか、過度に緊張しているのかを検査しなければ本当の原因は分かりません。
この方の場合、初回で腰痛はかなり軽減し、首や肩の違和感も解消されましたが、。重要なのは一時的な痛みの緩和ではなく、毎日を自分らしい笑顔で過ごせることです。
体と心の両面からアプローチし、本当の原因を探りながら改善の糸口を見つけること、もっともっと研究レベルまで引き上げたい。
そんな戯言でした~