お知らせ
マッサージが苦手な理由、実は脳と神経の誤作動?
2022.12.22
触られるのが苦手なあなたへ
こんにちは、wat51 木村です。
今回は、「マッサージがくすぐったくて苦手」「誰かに触られるとゾワッとする」そんな身体の違和感についてのお話。
なんとなく不快だけど、病気ではない。
でも、地味にツラい…。
こういった悩みは、感受性の高い方や、HSP気質の方に多く見られる特徴です。
くすぐったい感覚は、決してただの甘えではありません。
それどころか、脳と神経のセンサーが誤作動しているサインかもしれないんです。
「くすぐったい」は体からのSOS?
感覚には段階があり、ざっくり言うとこんな感じです。
①痛い(問題アリ)
②くすぐったい(軽度の不調)
③心地よい・触られてる理解(正常)
④何も感じない(逆に危険)
くすぐったさって、意外と痛みに近いポジションなんですね。
だから、過敏な人にとっては、触れられること自体がストレスになってしまうこともあるんです。
こう聞くと、「ちょっと反応が大きすぎるんじゃ…?」なんて思われがちですが、それがまたツラいところ。
「本人が一番困ってるのに、理解されにくい」というダブルパンチを受ける。
感覚統合がズレると体もズレる

よくリンパマッサージで流せば?「アロマで癒せば?」なんてアドバイスされるかもしれませんが、実は感覚のズレは、そう簡単にリセットできません。
なぜなら、問題はくすぐったい場所ではなく、脳と神経の情報処理のほうにあるからです。
このしくみ、発達支援の世界では「感覚統合」という言葉で説明されます。
たとえば、ドーナツひとつ食べるだけでも…

・見た目(色や形)
・香り
・触った感触
・咀嚼中の音や口の中の感覚
・そして味
これら全部を瞬時に脳が整理し、「おいしい」と感じるわけです。
でも、もしこの五感のどれかがうまく整理されなかったら?
食べるのがイヤになったり、飲み込みにくかったりすることだってあるんです。
人間の脳って、Windowsみたいなもので情報処理がうまくいかないとフリーズしたり、バグったりします。
触覚も同じです。
過敏になったり、逆に鈍感になったり、人によって感じ方は本当にさまざま。
その誤差が大きいと、日常生活に支障が出るほどのストレスになることもあるんですね。
「なんかおかしい」そんな感覚も、ちゃんと向き合える
くすぐったさ、背中のムズムズ感、触られるのが苦手…
誰にも理解されずにひとりで抱えている方も、意外と多いです。
でもそれは、決して我慢すればいいものでもありません。
そして感じ方がズレているのではなく、ズレを整えればいいだけ。
「生きづらいな」「なんとなくしんどいな」そんな小さな違和感を、そのままにしないでください。
私たちは、体と神経、そして感覚の仕組みまで深く見てサポートしています。
お気軽にご相談くださいね。

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