お知らせ
お酒とサラダ油@デトックスのお話
2023.06.09
白米と日本酒が美味しいけれど…
こんにちは、木村です。
白米と日本酒が美味しい季節。
お酒やサラダ油は、日常的に摂取されやすい一方で、知らず知らずのうちに体に“毒素”をため込む原因になることがあります。特にアルコールの分解によって生じるアセトアルデヒドや、高温調理された植物油から発生する有害物質は、健康リスクを高める要因のひとつです。
今回は、これらの毒素が体に与える影響や分解の仕組み、そして注目のデトックス方法である「酢酸菌」について、生理学・栄養学の視点からわかりやすくお伝えします。
お腹の地平線
ふと鏡を見ると、お腹の地平線が気になったりしませんか?
コロナ禍の行動制限が緩和されて、お酒を飲む機会が増えたという方も多いと思います。
今日は、「お酒や油が体に与える影響」について、意外と知られていないデトックスの話をしていきます。
お酒が毒になるメカニズム
お酒が体内に入ると、酸化して「アセトアルデヒド」という毒素に変わります。
これを分解するのが ALDH2(2型アルデヒド脱水素酵素) という酵素。
日本人の約40%はこの酵素が少ない、またはまったく持っていないとされており、
それが「お酒に弱い体質」の理由です。分解が間に合わないと、二日酔いなどの不調を引き起こします。
意外な盲点:サラダ油の毒性
タバコやお酒が「毒」と言われるのは有名ですが、実は サラダ油も無視できません。
なかでも「キャノーラ油」は、マーガリン、ショートニング、冷凍食品、ファストフードなど、
私たちの身の回りの多くの食品に含まれています。
キャノーラ油は安価で使いやすい一方、200℃を超えると「ヒドロキシノネナール」という有害物質が発生します。
これも体にとっては毒。知らず知らずのうちに摂取している可能って実は大きい。
解毒を助けるもの
ALDH2と酢酸菌
ALDH2はアルコールだけでなく、油による毒素の分解にも関与しています。
ただし、体質的にALDH2が働きにくい人も多いため、もうひとつの助っ人として注目したいのが「酢酸菌を含む濁り酢」です。
酢酸菌は、体内の毒素の分解をサポートし、ALDH2に似た解毒作用を持つといわれています。
透明な食用酢には酢酸菌が除去されているので、「にごり酢」と表記されたものを選びましょう。
無理せずできる日常のデトックス
お酒もサラダ油も完全に避けるのは難しい。
でも、少し気をつけるだけでも体への負担は減らせます。
・お酒をよく飲む人
・油っこい食べ物が好きな人
・お酒が弱い体質の人
こういった方には、酢酸菌入りの酢を生活に取り入れるのがおすすめです。
ネットで検索すれば、脂質異常・糖尿・アルツハイマーとの関連性も多数見つかります。
知ることが第一歩。体にやさしい選択を、無理のない範囲で始めてみてくださいね。
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