お知らせ
光がまぶしいのは、目のせい?それとも自律神経?
2025.10.11
なんだか最近、まぶしい…。
夜の運転、コンビニの照明、スマホの画面でスクロールしていると目がショボショボしてくる。
そんなふうに「やけに光がまぶしく感じるな」というお悩みについて。
こんにちは、wat51木村です。
今回は、「まぶしさ」について目だけでなく、自律神経や感覚のお話もやさしく書いてみます。
対光反射ってなに?

まず、まぶしさを自動で調節してくれている仕組みが「対光反射」という体の働き。
これは、目に光が入ったときに、瞳孔が「うおっ、まぶしっ!」とばかりにキュッと縮まる反応で、光の量を自動調整してくれる、ありがた~い神経のしくみ。

で、実はこれ・・・
ドラマでお医者さんが目に電灯を照らして「ご臨終です」って言うシーンがあります。
あれは、「光に反応するか=脳が生きてるか」を見ています。
私たちが「まぶしい〜」と感じてるときも、この生きてる証しみたいな反射が、ちゃんと働いてるってことなんですね。
ただし、働きすぎたり、うまく調節できなくなると、「なんでこんなにまぶしいの!?」ってなってしまう。
でも、それでもまぶしいのはナゼ?

黒目を自動で小さくしてくれるシステムがあるのに、なんでこんなにまぶしいのか?
はい。不思議ですよね~
実は、目じゃなくて「脳や神経が誤作動」しているケースがとても多いんです。
ただ一般的にあまり知られていません。
実は…施術でこんなこと調べてます(脱線)
実は、不調の裏側では、神経や内臓の反射が複雑に関わっています。
私の施術でも、ペンライトを使って瞳孔の反応(対光反射)をチェックしたり、お腹の特定のポイントに軽く触れて、自律神経の反射を観察することがあります。
光への反応や内臓のわずかな変化からも、体がどんな状態にあるのかを読み取っています。
感覚過敏と自律神経の関係
HSP気質の方など、五感に敏感な方は「光」を強く感じやすい傾向があります。
10人中8人がまぶしく感じなくても、繊細さんは強い光に感じてしまうことが少なくありません。
急なストレス、疲労の蓄積、人混みや苦手な音などがトリガーになり、まぶしさが増幅されることもあります。
また、ストレスや緊張で交感神経が優位になると、瞳孔(黒目)の調整がうまくいかず、まぶしく感じるケースもあります。
車のハイビームを浴びているような状態なので、これもこれでつらいですね。
まぶしさを「気のせい」にしない
「気のせい?」 「ただの疲れ?」
まぶしさって、生活できない訳じゃないから軽く扱われがちで、後回しにされやすい。
でもそれは、体の感覚がズレはじめているサインというケースが沢山あります。
友人が大丈夫だから、家族も同じように生活しているから問題ない…
ではなくて、性格と同じで体にも個性があることをぜひ覚えておいてくださいね。
特にお子さんの場合は、大人と違ってはっきり意思表示ができないことが多く、曖昧になりやすいので、個性に見合ったケアやサポートが大切です。
まぶしさは、眠りのサインにつながる?

まぶしさが続くときは、目の問題だけじゃなく、ストレスや神経のバランスの乱れと無意識の緊張が関係していることが本当によくあります。
同時に睡眠の質が落ちる方も多い。
・時間的には寝ているはず…なぜか疲れが取れない。
・夜中に目が覚める、夢ばかり見る…。
こんなときは、緊張モードを自分で切り替えできない状態になっているている可能性が高いんです。
痛み止めは、その字ごとく「止めるだけ」
睡眠をうながす薬やサプリで安易に蓋をしないでくださいね。
自分に向き合って解決していきましょう。
次回予告
次回の記事は、
「眠りの浅さと自律神経のつながり」についてやさしくお話しようと思います。
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