お知らせ
低気圧と不調のお話
2023.06.25
こんにちは、木村です。
最近、頭痛・首の痛み・めまいなどのご相談が立て続けに増えています。
中には、思ったほど改善が見られない方も一定数いらっしゃって、その背景には、この時期特有の「気圧の変化」が関係しているのでは?と感じています。
天気予報でも「低気圧」「気圧の変化」という言葉を、ほぼ毎日のように耳にしますよね。
天気痛ってなんだろう?
季節の変わり目に起こる不調のことを、「天気痛」や「気象病」と呼ぶそうです。
正直、私はあまりラベリングに興味がないのでその名前、最近知りました(笑)
でも、呼び名はともかく、気圧の変化が体に影響を与えるというのは、実際に現場でもよく見られることです。
センサーが敏感すぎると、体はつらい

気圧の変化を感じているのは、実は耳の中のセンサー(神経)です。
ここが過敏になったり、誤作動を起こしたりすると、本来は必要ない反応が出てしまい、結果として不調につながるんです。

多くの人は「神経はいつも正常に働いている」と思いがちですが、実際には、ズレたり、過敏になったりしているケースも多いんです。
感受性が高い人ほど、不調スイッチが入りやすい
HSP気質のある方や、感受性が強い方は…
・小さな音や言葉をすぐにキャッチしてしまう
・相手の表情や空気を深読みしてしまう
・ストレスを抱え込みやすい
といった傾向がありますよね。
そんな方は、「気圧の変化 × 繊細な感覚 × 日常の小さなストレス」が重なると、
体の中でスイッチが入ってしまうことがあるんですね。
不調は季節のせいだけじゃない
不調って季節のせいだけじゃないんです。
こうした状態が続くと、自律神経と“目・耳・脳”との連携が乱れ、ネットワーク障害のような状態にもなります。
一度スイッチが入ると、気圧や季節に関係なく、不調が続くことも…。
だからこそ、「これは季節のせい」だから…
仕方ないと我慢せずに、体と心の反応を早めにケアしてあげること、大切ですよ。
小さな工夫
小さな工夫で、脳も耳もひと休み
ちなみに、スマホを見ながら寝落ちしてませんか?
実はこれ…かなり脳に負担がかかります。
せめて寝る前は、スマホを「ギリギリ届く位置」に置くだけでも、耳・目・脳への刺激がグッと減って、ぐっすり眠れるようになりますよ。
原因はひとつじゃない

不調の原因はひとつじゃありません。
でも、「感受性の強さ」や「気圧の変化に反応しやすい体質」を知っておくだけで、つらさとの付き合い方がちょっと変わってきます。
慢性化する前に、今日の自分を少しだけ労わってあげてくださいね。
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