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玄米と白米、結局どっちがいいの?

2026.07.22

栄養のこと
玄米と白米、結局どっちがいいの?

「玄米と白米、どちらがいいですか?」

食の話をしていると、よく聞かれます。

僕の答えは、、、

「その人の目的と、今の体調によります」

です。

ちょっと、期待していた答えと違いますよね(笑)

玄米の方が栄養がある。

白米は栄養が少ない。

そんなふうに、どちらが上か下かで考えたくなります。

でも、食べ物はランキングではありません。

玄米にも特徴がある。

白米にも役割がある。

大切なのは、

どちらが一般的に良いかではなく、今の自分の身体に何が合っているか。

僕は、そこを見たいと思っています。

そして、もう一つ。

できる範囲で、どのように育てられたお米なのかも確認したい。

特に玄米は、ぬか層や胚芽を残したまま食べます。

だからこそ、栽培方法や品質まで含めて選びたいんです。

玄米の品質に不安があるなら、僕は無理をせず白米を選びます。

「玄米だから、何でも健康的」

とは考えていません。

玄米には、良さと同時に“クセ”もある

木の器に入った玄米


玄米は、食物繊維やミネラルを含む食品として紹介されることが多いですね。

確かに、それは玄米の良さです。

ただし、知っておきたいものがあります。

それが、フィチン酸です。

フィチン酸には、カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルと結合する性質があります。

そのため、食べる量や調理方法によっては、ミネラルの吸収に影響する可能性があります。

また、胃腸の状態によっては、

お腹が張る

消化に時間がかかる

何となく胃が重い

そんなふうに感じる方もいます。

だから玄米は、

身体にいいから、誰でも毎日食べればいい。

そんな単純な食品ではないと思っています。

何のために食べるのか。

日々のエネルギー源として食べたいのか。

食物繊維を取り入れたいのか。

あるいは、食事を見直すきっかけとして使いたいのか。

まず目的を決める。

それから、身体の反応を見る。

玄米は、炊く前がけっこう大事

玄米を日常的に食べるなら、僕はしっかり浸水させることをおすすめしています。

目安は、12時間以上。

少し長いですね。

「そんなに待てません」

という声が聞こえてきそうです(笑)

水に酢やレモン汁を少量加え、20〜28℃程度の環境に置くことで、玄米に含まれる酵素「フィターゼ」が働きやすくなると考えられています。

暑い時期は、水のにおいや状態を確認しながら、途中で水を交換した方が安心です。

浸水や発芽の工程によって、

フィチン酸

レクチン

タンニン

酵素阻害物質

こうした成分が減少するとされています。

さらに発芽の過程では、GABAやビタミンEなどが増える可能性もあります。

少し手間はかかります。

でも玄米は、

ただ炊けばいいというより、少し準備してから食べるお米。

僕は、そんなふうに考えています。

手間をかけられない日もあります。

その時は、無理をして玄米にこだわらなくていい。

白米を選べばいいんです。

白米は、悪者ではありません

茶碗に盛られた炊きたての白米


健康の話になると、なぜか白米は悪者にされがちです。

「栄養がない」

「血糖値が上がる」

「玄米の方が健康的」

そんな言葉を見かけます。

でも白米には、白米の役割があります。

ぬか層や胚芽が取り除かれているため、玄米と比べて消化しやすく、エネルギーに変えやすい。

体力が落ちている時

胃腸が疲れている時

消化に負担をかけたくない時

そんな場合は、白米の方が合うこともあります。

白米にも少量ながら、

たんぱく質。

脂質。

ビタミンB群。

マグネシウム。

カルシウム。

などが含まれています。

だから、

白米には何もない。

と決めつける必要はありません。

ただし、白米の品種によって、粘りやモチモチ感が違います。

食べた後に重く感じる人もいれば、気にならない人もいます。

また、お米は精米した後から少しずつ酸化が進みます。

できるだけ精米日の新しいものを選ぶ。

これも、意外と大切にしています。

分づき米なら、ちょうどいい?

玄米と白米の間にあるのが、分づき米です。

三分づき米

五分づき米

七分づき米

数字が大きくなるほど、白米に近くなります。

「玄米は少し重い。でも白米だけでは物足りない」

そんな方には、選択肢の一つになりますね。

ただし、分づき米は玄米の性質を少し残しています。

フィチン酸は、ぬか層や胚芽に多く含まれます。

そのため、三分づき米や五分づき米でも、胃腸の状態によっては負担を感じることがあります。

玄米を食べるとお腹が張る。

消化しにくい。

ミネラル不足が気になる。

そんな方は、分づき米でも浸水してから炊いた方が安心です。

「中間だから誰にでもちょうどいい」

とも限らないんですね。

身体って、なかなか都合よく平均点を取ってくれません(笑)

白米に玄米を混ぜるなら?

白米に、玄米を少し混ぜて炊く方法もあります。

これも悪くありません。

ただ、ここでも大切なのは、

何のために混ぜるのかです。

玄米の食感や風味を少し楽しみたいのか。

食物繊維を増やしたいのか。

玄米を日常的に取り入れたいのか。

目的によって、準備の仕方も変わります。

ミネラル吸収への影響や消化への負担を抑えたいなら、玄米だけを先に浸水させてから、白米と一緒に炊く。

このひと手間が必要です。

「浸水は面倒でしたくない」

「でも、玄米の影響は避けたい」

残念ですが、そこだけ都合よく省略するのは難しい(笑)

その場合は、無理をせず白米を選べばいいんです。

食事は、修行ではありません。

続けられることも大切です。

「体にいい」だけで選ばない

僕たちは、

玄米は良い

白米は悪い


栄養が多ければ健康

そんなふうに、一つの基準だけで答えを決めたくなります。

でも現実には…

誰が食べるのか。

今、どんな体調なのか。

何を目的にしているのか。

どう調理するのか。

どのくらい食べるのか。

いくつもの条件が重なっています。

食べ物も、施術も、健康法も同じです。

誰かに合ったものが、自分にも必ず合うとは限りません。

だから大切なのは、

特徴を知る。

目的を決める。


実際に試して、身体がどう反応するかを見る。

ここまでです。

そして施術でも、僕は同じように考えています。

一度施術をして、

痛みがどう変わったのか。

動きやすさはどうか。

眠りは変わったか。

食欲や疲れ方に変化はあったか。

日常の中で、以前よりできるようになったことはあるか。

その場で少し楽になったかどうかだけではなく、

施術を受けた数日後に、表情や会話が変化していったのか。

そこも実は大切な部分。

思ったような変化がなければ、

見立てが違ったのか。

刺激が強すぎたのか。

今は別のことを優先した方がいいのか。

身体の反応を見ながら、また考え直します。

最初に決めた答えへ、身体を無理に合わせるのではありません。

僕が考える「責任を持つ」ということ

僕にとって責任を持つとは、

最初から正解を言い当てることではありません。

自分が提案した食べ方や施術によって、何が起きたのか。

それを確かめ、次の選択につなげることです。

違う角度から試してみる。

そして変化を見る。


必要なら、選び直す。

僕は、その過程まで一緒に見ていきたいと思っています。

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