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「糖質=悪」じゃない話。

2021.11.01

栄養のこと

3大栄養素のひとつ

こんにちは木村です。
今日は、3大栄養素のひとつ糖質と血糖値やカラダとの関係についてお話しします。

最近は「糖質オフ」「糖質制限」「ダイエット」など、糖質がちょっと“悪者扱い”される時代。

でもね、糖質って本当は私たちのエネルギー源として欠かせないものなんです。

糖質をゼロにしちゃダメな理由

糖質は、筋肉や脳にとってのガソリン。
しかも、身体の中にあまり貯めておけない栄養素なんです。

極端にカットしてしまうと…
女性など筋肉量が少ない人は、エネルギー不足に。すると、身体は“非常用モード”に切り替えて、筋肉を分解してタンパク質を燃やし始めます。

そうなると代謝は落ち、筋力も低下。
つまり、「痩せる」はずが、「燃えにくい身体」になってしまうという逆効果も。

お花畑のようなお菓子たち

たとえば、こんなことありませんか?

集中してデスクワークしてると、だんだん頭がボーっとしてきて、お腹も減ってくる…。

そのとき、引き出しを開けると――
そこには、チョコ、クッキー、飴…

一面に広がる糖質のお花畑。

一粒パクッと食べれば、血糖値が上がって元気が戻る気がする…

でもこれ、デリシャスを通り越して、実はちょっとデンジャラスなんです。(笑)

糖質は、脳のために必要。でも…

脳のエネルギー源は「ブドウ糖」。
だから甘いものを食べるとスッと集中力が戻るように感じますよね。

でも糖質は、それ単体ではエネルギーになれません…。
ビタミンやミネラルの力を借りて、ようやく身体で使える形になります。

だから糖質だけ摂っても「燃える準備」ができていないと、かえって血糖値が乱れ、疲れやすくなったりします。

血糖値のジェットコースター

血糖値が急上昇すれば、インスリンというホルモンが働いて下げてくれます。
でも、それを繰り返していると、膵臓が疲れてしまう。

すると今度は、膵臓と関係する筋肉の働きも弱くなり、バランスを取ろうと他の筋肉がカバーすることで、全身にアンバランスが起きやすくなる。

肩がこる、腰が重い、なんだか不調が抜けない…。

実はそんな症状の裏にも、血糖バランスの乱れが関係してることがあるんです。

ただし・・・

甘いものがダメなんじゃない。付き合い方の話です。

甘いものを一切禁止!なんて言いません。私もチョコは好きですし(笑)

大切なのは、バランスとタイミング。

食べ方、組み合わせ、量、そして「今の自分の状態」をちょっとだけ意識できると、糖質とうまく付き合いながら、エネルギーも気分も安定していきますよ。

ちなみに…

この話、セミナーでもよく話しています。お菓子のお花畑に心当たりのある方、ぜひ一緒に学びましょう(笑)

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