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4毒抜きと二面性

2025.04.27

栄養のこと

こんにちは、木村です。

最近よく耳にする「四毒抜き」という言葉があります。

小麦・植物油・乳製品・砂糖を「毒」とする考え方ですが、個人的にはちょっとだけ、違和感を感じています。

育て方と品種

たとえば小麦。
たしかに現代の小麦は品種改良が進み、腸に負担をかけるグルテンの割合が増えているのは間違いなく事実です。

取り過ぎはまた別の話ですけど、古代小麦や自然栽培のものなら問題が出にくいようですね。

排除より選ぶ

植物油も同じで、「油が悪い」わけじゃなくて、過剰摂取と酸化した油が問題。

乳製品も「全部ダメ」とせず、カゼインが少ない発酵食品や、成長ホルモン剤を使わない製品などを選べば、体にやさしい選択もできる。

そして甘いもの。
確かに血糖値の乱高下は体に負担ですが、それでも人はストレスがあると甘いものを欲します。

ちなみにストレス過多は、甘いものなんて食べなくとも血糖値があがりますからね…。(生理学的に)

だからいきなり止めるより、黒糖や味醂など「質のいい甘さ」を取り入れるほうが、体だけでなく心の負担も少なめですよね。

大切なのは、除外ではなく「選択」

ひとり一人の耐性(個性)

たくさん食べても大丈夫な人、そうでない人が存在し、お酒も同じ。

私たちは体の個性として考えていますが「耐性はひとり一人違う」ことの理解が一番大切なのかなって思います。

おいしく楽しく

過剰なジャッジや極端な方法ではなく、私たちができる範囲で、できるだけ自然に、「おいしく・たのしく」調えていく方が健康に近づけると思っています。

だから私たちも「選ぶ力」を高めていくことでNET上に溢れている薄っぺらな情報に振り回されることもありません。

本当に頑張って自然に寄り添い、安心できる食を届けようとしている人まで、この四毒抜きの風潮で傷ついている方もきぅといるんじゃないかな。

というの個人的な雑感で、面白くも何ともないお話でした。

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