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殿シリーズ #02 こたつと殿の話。

2025.06.08

プライベート
殿シリーズ #02 こたつと殿の話。

こたつと殿と、わたしの冬の話。

こんにちは、wat51 木村です。
前回に続いて、殿(猫)との暮らしを描く「殿シリーズ」第2話をお送りします。

そして今回のテーマは「動かない冬」です。

あの冬、殿はこたつから一歩も出なかった。

殿が我が家に来て初めての冬でした。
寒さが本気を出した新潟のある朝…
私が起きて出勤準備を始めても、殿はまったく動かず…。

呼んでも反応なし。


顔だけ出して、「動く意味とは…?」みたいな顔。

かろうじて目が開いていたので、生きてることを確認、それだけで安心してしまうのが、猫の飼い主あるあるです。

殿が動かないと、わたしも動かなくなる。

こたつで丸くなる殿を見ていると、こっちまで動きたくなくなる心理。

あれ、なんででしょう…不動心なのか…

特に冬の休日なんて寒いので外出するのも億劫になりやすいもの。
お昼は「ビールとツマミ」でいいや…

面倒くさいが一番手。

いつの間にか、動かない殿がわたしの行動力を奪ってくる。

それって冬あるあるの「運動不足スイッチ」の始まりでもありす。

運動しないと、猫も人も固まる。

ご存知のとおり人間は、動かないと、筋肉ってかたまります。
かたまると、血流が悪くなる。
血流が悪くなると、冷える。
冷えると、さらに動きたくなくなる。

まさに負のスパイラル完成。

これは猫も同じで、殿もたまに歩いたと思ったら「よろ…よろ…」とプチぎっくり腰みたいな動き。

その姿を見て「お互いケアが必要だな」と思いながら、結局こたつに戻る2人。

「寒いからこそ、ゆるく動く」が大切だった。

そんな中で私が取り入れたのが、ながら体操です。

・歯みがきしながら、かかと上げ
・殿にごはんをあげながら、スクワット数回
・寝る前、こたつで腕ぐるぐるストレッチetc…

一気に頑張るんじゃなくて、動かさない時間を減らす感覚。(笑)
人間の体って、1日5分でも動かすだけで違うんですよね。

そして殿も…
おやつタイムになると、ちゃんと歩いてくる。
やっぱり食欲こそ最強の行動心理学ですね。

動かない冬も、笑って乗り越えた。

振り返ると、殿が動かない冬は、私も止まりそうになってたけど、少しずつ動いて、笑って、春を迎えられた。

今も冬がくると、こたつと殿に引っ張られそうになるけれど、その気持ちともうまく付き合えるようになった気がします。

次回予告 #03「殿、くしゃみをする。」

くしゃみ一発で跳ね起きた飼い主。
その裏に隠れていた「気圧変化と自律神経」の話とは…?

新潟の冬、こたつの中のお話をお届けしました。

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