お知らせ
やめたくてもやめられない動きには理由がある@terakoyaセミナー
2023.12.13

チック・トゥレット症 × 発達 × 脳神経
こんにちは、wat51木村です。
2024年ラストセミナーは、リクエストの多かったテーマ
「チック・トゥレット症」について。
このテーマ、実はとても繊細で、本人も家族も説明できないつらさを抱えていることが多いです。
でも、体と神経の仕組みを知ることで、少しずつ視界が開けてくる。
そんな内容を、やさしく実践的にお伝えしました。
「止めたくても止められない」その背景
チック症とは
まばたき・顔をしかめる・首を振る・咳払いなど、無意識に出てしまう突発的な動きのこと。
一時的なものもありますが、慢性化したり、「声を出す」「複雑な動きを繰り返す」などの症状に広がるとトゥレット症と呼ばれます。
これらは意志の問題ではなく、神経の制御機能に過敏・混乱が起きている状態と考えられています。
脳・神経・ストレス・栄養の関係

神経系を整えるためには…
・脳の興奮をどう落ち着かせるか?
・感覚刺激の過剰入力をどう調整するか?
・自律神経のバランスは崩れていないか?
この辺りの視点がとても大切にもなります。
そして意外な落とし穴が、栄養の偏りや腸内環境の不調。
ビタミン・ミネラル不足、血糖値の乱高下、腸の炎症も、神経過敏に直結しますからね。
本人も、まわりも「悪くない」
「なんでこんな動きしちゃうんだろう」
「やめてって言っても止まらない…」
そんな葛藤の中で、自己否定が強くなっていくことも。
でも、本人が悪いわけでも、家族が悪いわけでもない。
身体と神経が「どうにかしよう」と頑張ってる結果なんです。
だから、症状を止めるより、理解して支えることが何より大事。
そのために、施術者としてできることがたくさんある。
そんな希望を持てる時間になったと思います。
「なぜそれが起きてるのか?」という視点を持つ重要性
症状だけを見ずに、「なぜそれが起きてるのか?」という視点を持つこと。
これはチック症に限らず、どんな不調にも共通する大切な姿勢です。
2023年のセミナーを通して伝えてきた「知ってから触る」「視点をもつ」という考え方
ここに、クラニアルや神経系のアプローチも加わって、より深みが出てきました。
発達に関わる方、子どもの施術をする方、繊細さんのケアをする方へ。
「何が悪いのか」ではなく、「何が必要なのか」を一緒に考えていきたいと思います。
▶terakoyaセミナーが生まれるまで
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