お知らせ
愛着障害
2022.04.17
三つ子の魂百まで
こんにちは木村です。
4月のセミナーでは「愛着障害」をテーマにお伝えしました。
セミナーに来られなかった方にも、少しでも気づきや安心が届いたら…と思い、今日はそのエッセンスをシェアしますね。
それって性格なの?
たとえばこんなこと、ありませんか?
・人から強く言われると、頭が真っ白になる。
・大きな音にビクッとする。
・冷静なフリをしてるけど、実は中身パニック…
こういう反応、自分の性格とか、努力不足のせいって思ってませんか?
実はこれ、3歳までの経験が大きく関係していると言われています。
脳と心の安心装置
赤ちゃんって、生まれたときは目も見えないし言葉もわからない。
ただ、「なんかここ、不安だぞ…」って感覚はあるんです。
そこで大事なのが脳と心の安全装置である「愛着システム」です。
これ簡単に言うと、「不安を安心に変えるシステム」。
たとえば、オムツが気持ち悪くて泣いたときにすぐに気づいてくれる人がいる。
抱っこしてくれて「大丈夫だよ」って言ってくれる。
赤ちゃんの脳はあ~そ~んなんだ「不快なことがあっても、大丈夫」と学んでいきます。
これで共感と安心がセットになり右脳にインプットされていくんです。
イヤイヤ期とワガママ
実は、脳の発達って「右脳から左脳」へ順番に進んでいきます。
右脳で「共感・不快感の処理」
左脳で「考える・判断する」
でも右脳の共感や不快が処理できなかったら安心感は育ちません。
左脳が「これはOK、これはNG」って判断する前に、不快感が処理できずに感情がバーッと出てしまうことがあります。
子どもの「イヤイヤ期」も、実は「今つらいんだけど、うまく言えない!」っていう右脳からのSOSかもしれませんよね。
大人になっても、やり直せる。
じゃあ、3歳までに上手く行かなかったたらその先、一生ダメなのか?ということになります。
いやいや、そんなことはありません。
大人になってからでも、安心できる関係や体験を重ねることで、少しずつ変わっていけるんです。
・なんで自分はすぐ疲れるんだろう?
・人の目が気になって苦しい…
そんな風に感じたとき、まずは「私の中の小さい私」が、頑張ってきたんだなぁって思ってあげてください。
安心できる場所を探す
これ、生徒たちにも伝えているんですが、ひとりで頑張らなくて大丈夫。
辛いときは誰かを頼ること、悪いことじゃいよ。学びも体調も悩みも、何でも話せる「安心できる場所」を一緒に探していこうと。
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