幸せホルモン

こんにちは木村です。
 
 
「心療内科の予約がとれない」
 
 
そんなお話を最近は、何度も伺いましたので。
 
 
生理的なロジックを交えながら「心の安定」ってどうやって成り立っているのか、少しお伝えします。
 
 
コロナ過の影響はあると思いますが、それだけでは整合性がとれない、、、気がしてます。
 
 
医療の進歩、AI(人工知能)チャットGTPなど、
 
 
これだけ時代は、進化しているのに「心が不安定」な人が増加している。
 
 
「症状は薬で抑える」ことも大切ですが、改善しない方が一定数いることも事実です。
 
 
私たちの心の安定には、大きく分けると3つの脳内ホルモンが関係します。
 
 
 
 
①【ノルアドレナリン】
・緊張や不安、集中、積極性etc
・ストレスに打ち勝とうとするときに働く。
・過剰になると攻撃的になり、ヒステリー、パニックの原因にも。
 
 
②【ドーパミン】
・喜びや快楽、意欲etc
・ご褒美が欲しいときも働く。
・過剰になると過食や買い物依存、アルコール依存にも。
 
 
③【セロトニン】
・①と②が過剰になり暴走しないように調節。
・安心や心の安定に働く。
・睡眠にも関係する。
 
 
 
 
セロトニン
 
 
 
 
緑三角のセロトニンが脳内で上手に働くことで私たちは、心のバランスを保っています。
 
 
※うつ病も脳内のセロトニンを増やしたり放出を促進させるような薬もあります。
 
 
では、脳内のセロトニン増やせばOK!と行きたいところですが・・・そうは問屋が卸しません。
 
 
実はこのセロトニン、脳内ではほとんど作られておらず、腸で90%が作られています。
 
 
体内のセロトニンの90%は腸に存在して、脳内のセロトニンは2%のみ。
 
 
腸ってすごいですね~
 
 
だから腸は「第二の脳」とも呼ばれています。
 
 
腸内環境が悪くなると大切なセロトニンやビタミン・ミネラルが作れなくなってしまいます。
 
 
脳とお腹の結びつきは強く、互いに作用することから「脳腸相関:のうちょうそうかん」という言葉があるくらいです。
 
 
脳と腸と自律神経・・・バリバリ血縁の親戚だと考えると良いかもしれません。
 
 
団結力がすさまじい田舎の本家と分家みたいに(笑)
 
 
だから緊張すると、お腹が痛くなったりします。
 
 
脳で緊張を感じて、自律神経というケーブルで腸に伝わり、最後にお腹グルグル。
 
 
 
 
腸
 
 
 
 
逆の見方をすれば、お腹が弱い・下痢・便秘しやすい人って緊張しやすい方が多いと思います。
 
 
だから腸内環境が悪い人は、自律神経のアンバランス起こりやすい。という見方もできます。
 
 
繊細やHSPってメンタル面だけで見てしまうと単に性格的なモノ?など見られがちですが、
 
 
腸の影響で心の部分に影響して繊細になっているケースも少なくありません。
 
 
また、腸活も個人差がありますから、善玉菌を増やせばOKということではありません。
 
 
ネットに掲載されている情報は、鵜呑みにしないでくださいね(笑)
 
 
お腹って大切なんですよ。というお話でした。

最近、お子さんとハグしていますか?

 

 

大切なひとと触れ合っていますか?

 

 

肌と肌が触れ合うと温かく感じてマッサージや背中をさすってもらうと気持ちが良い。

 

 

なぜでしょう?

 

 

人の安心や安全という感情は「皮膚」からも生み出されるとも言われています。

 

 

実は肌と肌が触れ合うことはとても大切です。

 

 

海外のある部族の調査では・・・

 

 

・赤ちゃんのときから肌を密着させる→非常に穏やかで、争いごとが少なく育つ

 

・肌を密着させない放任スタイル  →攻撃的で争いごとが好きな傾向になる

 

 

という調査結果もあるほど・・

 

 

スキンシップ=肌の触れ合いを「やる・やらない」で大きく変わることがわかります。

 

 

人肌に触れると、なんだか幸せな気持ちになったり・・・

 

満足感や充実感を感じたり・・・

 

犬や猫と触れ合ったり・・・

 

 

モフモフしたぬいぐるみを抱きしめても気持ちが良いですよね。

 

 

温かいスキンシップをすることで脳内では、オキシトシンというホルモンが作られます。

 

 

このオキシトシンが分泌されると、私たちは心がやすらぎ、幸福感を感じます。

 

 

親子の関係では、きずなが深まり安心感が生まれます。

 

 

このオキシトシンは幸せホルモンと言われるセロトニンを活性化して「不安・恐れ」を調節して心を安定させてくれます。

 

 

幼少期に親からのスキンシップが多い人は、オキシトシンやセロトニンが出やすく穏やかに成長しやすいと言われています。

 

 

大人になりストレスからのダメージ修復が早い人と、引きずる人の差はこの部分も関係があるのかもしれません。

 

 

今の時代は多くの家庭が共働きであり、スキンシップが減少している家庭もあると思います。

 

 

いろいろ事情があり、心の余裕がないと、そこまでの気遣いができないことあるでしょう。

 

 

そんな時は、短い時間の中でも触れ合うこと大切にしたいですね。

 

 

いつの頃からか「抱きぐせ」というネガティブな言葉がありますが、抱っこされたいという欲求は本能的なものです。

 

 

 

幼いころに抱かれたりなかったり、ネガティブ言葉をずっと聞いて育った場合、将来的にも心が不安定になりやすい傾向があるので深刻です。

 

生物のなかでも哺乳類はスキンシップが多いと言われています。

 

 

動物は、生後間もない赤ちゃんを舌で舐めるのは全身に刺激を与え、毛づくろいはコミュニケーションの手段とも言われます。

 

 

私たち人間も抱っこすることで赤ちゃんの心を安定させたり、実は脳の発達も促しています。

 

 

こういった部分が愛着システムやオキシトシン・システムに関係します。

 

 

日常生活で不安を感じやすい、パニックになりやすい、過剰な緊張、取れない疲労感、環境の変化に敏感という方も大丈夫。まだ出来ることがここにあります。

 

どこへ行っても改善しない不調、心身のお悩み、繊細・過敏、生きづらさを抱えている、HSP、お子さまのお悩み、お気軽にご相談ください✨

 

 

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