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歩くと痛い…そのカギは「瘢痕」でした。

2025.06.29

体のこと
歩くと痛い…そのカギは「瘢痕」でした。

こんにちは、wat51の木村です。
今日は「肩の不調」から始まり、「歩くと股関節が痛む」という症状へと変化していった、とあるお客様のケースをご紹介します。

実はその奥にあったのは、数年前の手術でできた「瘢痕(はんこん)」
目に見える場所だけでなく、体のもっと奥に隠れていた原因に、光をあてたお話です。

はじまりは「右肩が上がらない」

最初の来院理由は「右肩が痛くて上がらない」とのことで、すでに他の整骨院に通っていたけれど、なかなか回復の兆しがみえず不安を抱えてのご来院。

丁寧に姿勢や体の使い方、呼吸の深さなどを見ていくと、肩だけでなく体幹や全体のバランスにも原因がありました。

数回の施術を重ねることで、肩の動きはスムーズになり、痛みもだいぶ軽減。
「よかった、これで安心」と思っていたのですが…

次に出てきたのは「歩くと股関節が痛む」

肩がよくなってきたタイミングで、「最近、歩くと股関節が痛くて、途中で立ち止まっちゃうんです」と新たな悩み。

詳しく伺うと、数年前に心臓のステント手術、そして子宮摘出のためお腹を切る手術をされていたとのこと。

お腹の瘢痕に触れてみると、下腹部の皮膚や筋膜がピンと張るような緊張があり、歩行時の引きつれ感ともつながっているように感じました。

実は、術後の瘢痕って影響が大きいことがある

手術痕は、表面がきれいに治って見えても、その奥では筋膜の癒着や緊張が残っていることがあります。

その引きつれが、姿勢や動作に影響し、
結果として「腰痛」「ツッパリ感」などの形で現れることも、実は少なくありません。

「そっと触れる」だけでも変わることがある

施術後、「気になるときは、瘢痕の周りをやさしくマッサージしてみてくださいね」とお伝えしました。

後日、ご相談者さまからこんな声を伺いました。

「歩いてて股関節が痛くなったので、教えてもらったように瘢痕のあたりをそっとなでてみたら、楽になったんです。
何度かくり返すうちに、「ちゃんと効いてる感じがして…!」

自分の体に目を向け、反応を感じて、ケアしていく。
その積み重ねが、自然と自分の体と仲良くなる力を育ててくれますよね。

不調の奥には、過去の出来事が引き金になることもある

「今の体の使い方」だけが不調の原因とは限りません。
数年前の手術やケガ、小さな傷跡の引きつれが、長い時間をかけて体のバランスを変えていることもあります。

医学的には「問題なし」と言われても、
実際には「動くと痛い」「なんかしんどい」という現実があるわけで。

でも、体ってほんとうに正直。
そっと向き合ってあげると、ちゃんと応えてくれるんです。

気づけることは、力になる

今回のご相談者さまのように、「どこに行ってもよくならなかった」と感じていた方が、体の奥の声に気づいたことで、やさしくケアする力を取り戻していきました。

この「気づくこと」「ケアできること」は、施術する側にもとても大切な視点だと感じています。

体の深いところに寄り添うことで、少しずつ笑顔が増えていく。
そんな輪が広がるといいなと思っています。

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