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コロナ後の不調|回復を遠回りさせない3つの視点(ひとりで抱えないために)

2025.12.21

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コロナ後の不調|回復を遠回りさせない3つの視点(ひとりで抱えないために)

こんにちは、wat51木村です。

コロナ感染後の不調って、つらさそのものも大変なんですが、もうひとつしんどいのが「伝わらなさ」だと思っています。
外からは見えにくいし、元気そうに見える日もある。だからこそ、ひとりで抱えやすい。

今日は、感染後に不調が長引き、ほとんど動けない状態から休職。

約1年かけて少しずつ日常に戻った方と、久しぶりに過去を振り返って話した内容をもとに書きます。

SNSは希望にもなるけど、回復を遅らせることがある

動けない時期の心の中って、「一刻も早く良くなりたい」が自然だと思います。
そのとき、SNSが支えになる人が多いのも、よく分かります。

X(旧Twitter)などには、同じ悩みを持つ人たちのコミュニティがあり、励まし合える。
「ひとりじゃない」と思えるのは、たしかに救いです。

ただ一方で、SNSには落とし穴もあります。

・情報が多すぎて、疑心暗鬼になる
・比較して焦る
・正解探しが止まらず、疲弊する
・うまくいかない自分を責めやすくなる

情報が増えるほど迷いが増える。
迷いが増えるほど、回復は遠回りになりやすい。
(これは意志の問題じゃなく、そうなりやすい流れがあります)

迷ってしまうのは、真剣に回復したい気持ちからの行動です。

まずは「迷ってしまう自分」を責めないところからで大丈夫。

8時間も運転して県外へ

その方はいま社会復帰され、穏やかな日常に戻っています。

僕が驚いたのは、コミュニティで知り合った方に会いに行くために、軽自動車で8時間運転して県外まで行ったこと。

当初からは想像できない行動力で、思わず笑ってしまいました^^

でもこの行動力は、体力だけの話じゃなくて、「また笑顔で話せる日が来る」という希望でもあるなと思いました。

その後、ひとつの厳しい現実を聞きました。

「まだまだ苦しんでいる人は、たくさんいる」

だからこそ、回復を遠回りさせない視点が必要だと、あらためて思いました。

1|「後遺症」というラベルだけで決めない

回復を遠回りさせない3つの視点

痛みが強い=組織が壊れている、とは限りません。

こういうケースは、揉んだり押したりしても、うまくいかないことが正直多いです。
だからこそ最初に大事なのは、「体への負担を間違えない」こと。

実際、サポート初期に読み違えて、反動のように悪化したような反応が出たこともありました。

しんどい時ほど、「頑張り」で押し切ろうとすると、神経が休まらず回復が遠回りすることがあります。

だから、できることを増やす前に、まず“休める条件”を整える。

順番はここが先です。

ひとりで判断しようとすると、どうしても負担が大きくなるので、迷ったら「休める方向」を選ぶのが安全です。

2|栄養の基礎があると、立て直しの速度が変わる

栄養は「ビタミンを飲めばOK」みたいな単純な話ではなく、雑にやると混乱します。

ただ、基礎があると強い。

血液検査などの数値から栄養状態を推測し、過不足を整えることで、立て直しの助けになる場合があります。

※医療行為ではありません(あくまで土台づくりの話)

しんどい状態は、それ自体が強いストレスです。

痛い・つらい・眠れない。これが続くと、体はホルモンなどを使いながら耐えようとします。

その過程でビタミンやミネラルなどが消耗しやすくなることもあります。

コロナ後遺症に限らず、パニック、うつ傾向なども「効くサプリ探し」より、まず不足しやすい前提を押さえて、土台を整えるほうが安定しやすいと実感しています。

ただ、体がしんどいときに情報整理まで一人でやるのは、かなり難しい。
そんなときは、まず土台を少しずつ整える。それで十分な日があります。

3|回復を左右するのは「向き合い方」も大きい

ここは技術論より大事かもしれません。

・ちゃんと話を聴く
・否定しない
・小さな変化を一緒に拾う
・大丈夫を約束しない(軽く言わない)

コロナ後の不調の相談は、支える側も消耗します。
中途半端な関わりは、本人の希望を折ってしまうことがある。

向き合う覚悟が持てないなら、無理に引き受けないほうがいいと、私は考えています。

回復は「段取り」で進むことがある

コロナ後の不調の話で「クラッシュ」という言葉があるそうです。

頑張った翌日から動けなくなったり、悪化したりする。

同窓会に行きたいけど体調が不安定な時期に、「自分の運転で往復できるか」「途中で具合が悪くなったら」と相談されたことがあります。

このとき私がしたのは、段取りを一緒に作ることでした。
休憩できる場所、引き返す基準、もしものときの連絡先。先に決めておく。

結果、無事に参加できた。

こういう小さい成功の積み重ねは、回復の助けになることがあります。

まとめ|回復は「情報量」より「順番」で進む

SNSは心の拠りどころになる一方で、情報の海にもなって溺れやすい。

だから大事なのは、この3つです。

①病名や呼び名に飲まれず、「いま困っていること」を小さく分けて整理する

②体が嫌がること(強い刺激・無理)を増やさない。悪化するなら順番を疑う

③効くもの探しより、回復の土台(食事・睡眠・水分など)から整える

1年かかったとしても、社会に戻れる人がいる。
そして、8時間運転して会いに行ける日が来ることもある。

ひとりで抱えなくて大丈夫です。
順番を一緒に整えるだけでも、進み方が変わることがあります。

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