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11月、寺小屋セミナーの裏話。

2025.11.26

セミナー
11月、寺小屋セミナーの裏話。

骨だけじゃ足りない、筋肉だけでも見えない話

「勉強してるのに、現場でうまく活かせない」
「骨の名前も、筋肉の起始停止も覚えてきたけど…なんか足りない」

そんなモヤモヤ、ありませんか?

こんにちは、wat51の木村です^^

11月のterakoyaセミナーは「骨盤バランス」がテーマでしたが、今日はその裏側にある!

骨だけではダメ、筋肉だけでもダメ。
いろんな角度でからだを見ようよ。

というお話を書いてみます。

この裏話は、誰のために?

①これから整体やケアの学びを始めたい人

②すでに勉強しているけれど「知識がバラバラでつながらない」と感じている人

③解剖・生理だけじゃなく、「人そのもの」を理解したいと思っている人

そんな学びたい側の人に向けて書いています。

HSP気質や繊細さの話も出てきますが、
今日はそれを「特別なラベル」としてではなく、ひとつの“個性”として、どう扱うか?

そんな視点で読んでもらえたらうれしいです。

骨だけ、筋肉だけでは足りない理由

カラダの勉強って、どうしても最初は、以下のようなパーツの知識から入ります。
・骨の名前
・筋肉の走行
・テクニックの手順

もちろん、これは土台として大切で絶対に必要です。

でも、現場に出てみると…

・同じ「腰痛」でも、骨だけ見ていてもわからない人がいる

・筋肉をどれだけほぐしても、すぐ戻ってしまう人がいる

・教科書どおりの歪み方をしていない人ばかり(笑)

ここで多くの人が、自分にはセンスがないのかもとか。もっとテクニックを増やさないとダメかな…と焦りやすいんですよね。

本当はそうじゃなくて、骨・筋肉だけで、カラダを説明しようとすること自体が、そもそも無理。

それが、わたしの経験した実感です。

カラダには、こうした要素が全部、重なって存在しています。

①神経(感じ方・反応の速さ)

②内臓(疲労・ホルモン・消化)

③呼吸や姿勢のクセ

④心の状態(ストレス・安心感)

⑤生活環境(仕事・家族・睡眠・食事)

だから骨だけ・筋肉だけを一生懸命みても、パズルが揃わないのは、むしろ当然なんです。

骨盤を使って「多方向から見る練習」をしたかった

11月のセミナーで、わたしが「骨盤」をテーマにしたのは、骨盤をマニアックに語りたかったからではありません。

骨盤って、情報の交差点みたいな場所。

・上半身と下半身の力が集まる
・内臓の重さもかかる
・姿勢・呼吸・感情のクセも出やすい

だから骨盤を見るとき、こんな問いが立ちます。
この骨盤の傾きは、筋肉の問題だけかな?
それとも、内臓の疲れやホルモンバランスも関係してそう?

姿勢を見たとき、この人は何を守ろうとしているんだろう?

ひとつの部位を通して、複数の角度から考えてみる練習ができる。

その教材として「骨盤はちょうどいいな」と感じて、テーマに選びました

だから、セミナーではこうしました

11月の寺小屋セミナーでは、あえてこんな流れにしました。

① 骨だけを覚える時間は、最小限に

難しい名前を全部覚えるのは、今じゃない。
「歪みにつながる原因」「どこに負担がたまりやすいか」、それをステップバイステップで、どう対処したらいいのかをお伝えしました。

取扱説明書を丸暗記するより、まずは理屈ではなく「実践で変化」できるのか、みたいな感じです。

② 筋肉だけで説明しない

「この筋肉が硬いから悪い」で終わらせずに…
・内臓との関係はどう?
・呼吸が浅い人だったら?
・いつも緊張しやすい人だったら?

と、もしも話をしながら広げていく時間は、盛り上がる部分でした。

③ 正解探しより、「問い」を持ち帰ってもらう

「この骨盤のゆがみは、何から身を守っているんだろう?」
「この人の神経にとってちょうどいい刺激はどれくらいだろう?」

こういう問いを持って帰ってもらうことを、テクニックを1つ覚えることよりも大切に。

わたしがterakoyaで育てたいのは、何でも治せるスーパーマンじゃなくて、いろんな角度から、冷静に診れる人だったりします。

HSPの話は「特別扱い」じゃなく、「一例」として

HSP気質の話も、セミナーで少し触れました。
感受性が高い人の特徴があります。

①神経が人一倍よく働く
②施術にも、よく反応する
③そのぶん、反動も出やすい

でも、これは「HSPだけが特別」という話ではなく、「刺激への反応の出かたは、人によって本当に違うよね」

という、全部のクライアントさんに共通する話の、一例にすぎません。

骨だけ、筋肉だけじゃなく、その人の「感じ方」「生き方」まで含めて観るために、ひとつの具体例としてHSPの話をしている、という位置づけです。

おわりに 〜いろんな角度から見られる人に

正直に言うと、骨だけ、筋肉だけを追いかけている方が、勉強は楽です。

①テストで点数が取りやすい
②覚えた感がある
③正解・不正解がハッキリしている

でも、現場で向き合うのは「教科書」ではなく「人」ですよね。

だから、これからいろいろ学びたい人ほど、骨・筋肉だけじゃなく、神経や内臓のこと、姿勢だけでなく、その人の背景や性格、生活リズムを少しずつ浅くてもいい。

正解探しだけじゃなく、「なぜこうなっているんだろう?」という問いも大切。

そんなふうに、いろんな角度から物事を見ていく練習をしてほしいなと思っています。

11月の寺小屋セミナーは、そのための小さな第一歩として、「骨盤」を入り口に選びました。

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