お知らせ
安定剤との20年
2025.06.06
「やめたい」でも、やめるのが怖い
こんにちは、wat51の木村です。
今回は、安定剤を20年以上使い続けてきた方とのお話を通して、「薬をやめたい」と思ったときに、どんなケアができるのか?
現場での実例をまとめてみました。
「いつかやめたい」けど、どうしても怖い
この方は20代の頃に、強い不安感やパニック発作の症状が出て、医療機関で処方された安定剤を飲み始めたのがきっかけでした。
それから気がつけば、20年以上の月日。
「薬でなんとか生活できていた」
「でも、最近ずっとやめられない自分にモヤモヤしていた」と、施術を重ねていくうちに、少しずつ信頼してもらい打ち明けてくれました。
やめたくてもやめられない理由
・毎日の激痛(痛む場所が変わる)
・いつも呼吸が苦しい
・毎日、何とも言えない具合悪さ
・いつ起こるか分からないパニック発作の不安…
本当に不調のデパート状態でした。
「飲んでいる自分は嫌だけど、やめたらもっと不安になるので怖い」
この言葉に、本当すべてが詰まっていると感じました。
薬は本来、症状を一時的に和らげるサポート役
でも、長く付き合ってきたぶん「お守り・安全地帯」としての役割という一面もあると思います。
だから「やめる=すべてを失うような不安」が大きくなる方もいると思います。
でも、それって意思の弱さではなく、自然な反応。
まず調えるのは、体の足場
やめるとか、やめないを議論する前に、まず最初に取り組んだのは、「土台づくり」
先ずは慢性疲労にもつながる緊張を落とし、内蔵疲労を立て直したり、不足しているでろう栄養をブースター的にとってもらったり。
頭の悪い私には、辛かった学びである…生理学と分子栄養学が役立ったな~と感じました(笑)
安心できる場所と時間を少しずつ増やす
まず何より、「手放したい」と思ってもらえたのは、少しずつ体が整って「気持ちの変化」を実感してもらえてから。
ケアを続けながら3ヶ月が経った頃、ご本人から思いがけない言葉が…
「今まで、なんでも薬に頼ってきたけど、少しずつ楽になってきて本気で薬を減らそうと思っています」
ようやく体と心が、自力でバランスを取り戻してきたんだなとしみじみ感じました。
嬉しさで、その夜は晩酌が増加。
翌日、かるい二日酔い。
自責の念にかられた朝。
「やめる」じゃなく、整った先にある未来の話を
私自身は、薬も否定しませんし、必要なときは使えばいいと考えています。
でも、使わなくても大丈夫な体に近づける方法はあると考えています。
そのためには、いきなりの断薬ではなく、焦らず少しずつ体とメンタル両方を調えながら、という順番がとても大切と感じています。
言葉の重みと想いの強さ
すべてのバックラウンドが見えるわけではありませんが、安定剤と20年付き合ってきた方の言葉には、重みがありますよね。
だからといって想いでは、私も負けません。
なんでも知っているわけではないし、魔法のようなゴッドハンドでもない代わりに知らないことは調べればいい。
引き出しがなければ、学んで増やせばいい。
全部、想いが行動の原動力になる。
自分が何のために今の仕事をやっているのか、やっぱり想いがないと続かない。
そんなこと、再認識した今日この頃でした。
続く…
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