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登校前の腹痛|その時、子どもの体は「アクセルとブレーキ」を同時に踏んでいる

2026.02.14

繊細さん(HSP)
登校前の腹痛|その時、子どもの体は「アクセルとブレーキ」を同時に踏んでいる

こんにちは wat51 木村です^^

誰しも言葉が先に出てしまうことってあります。

たとえばお子さんとの朝…

「早くしないと遅刻するぞ~」
「え?またお腹痛いの?」

朝の忙しい時間、うずくまるお子さんを見て、ついそんな言葉をかけてしまったことはありませんか。

熱を測っても平熱、ん?ズル休み?

そんなふうに思えてしまうことありますよね。

でも決めつける前に、体が自分を守ろうとしている反応、だとしたらどうでしょうか?

今日は、大人にも起こりうる「辛い感覚」と照らし合わせながら、お子さんの小さな体の中で起きていることについて。

大人だって逃げ場のない電車は脂汗

想像してみてください。

あなたは今、満員電車に乗っています。次の駅まではあと10分かかります。

突然、電車が緊急停止しました。

信号故障のため、しばらく停車します…。 というアナウンス。

その瞬間、急にお腹がギュルギュルと痛み出し、冷や汗が止まらなくなる。

「ここで漏らしたら終わる」

頭が真っ白になる恐怖と、お腹の中をギューと握られたような痛み。

これは、登校前のお子さんが感じている「逃げられない感じ」に、かなり近いと思います。

大人であれば電車という閉鎖空間がトリガーになります。

子供にとっては学校や教室、または集団登校の列がその場所にあたるかもしれません。

授業中はトイレに行きたいと言えない

目立つのが恥ずかしい

そんな「逃げ場のないプレッシャー」を感じたら、体にも強烈なストレスが加わります。

脳が危険と判断すると、腸が先に反応する

では、みなさんに質問です。

Q:なぜプレッシャーを感じるとお腹が痛くなるのでしょうか?


①ストレスを感じたから
②緊張したから
③お腹が弱いから
④そういう体質だから

このように10人に聞いたら、大半が曖昧な答えが来ると思います。

これ、気持ちの問題ではありません。

実はこれ人間の生理現象。

安全装置が作動しているんです。

人間は、強い恐怖や不安を感じると、その緊張の合図が脳から腸へ、かなり速く伝わります。(ほんとに爆速)

アクセルとブレーキを同時踏んでみたことありますか?

車のアクセルとブレーキを同時に踏むイメージ。交感神経と副交感神経が同時に働き、体に負担がかかっている状態


アクセルとブレーキを同時に踏むと、車は前に進みません。

いずれどちらかが、壊れる。

体も同じです。

進みたいのに止まりたい、同時に起きると苦しくなる。

これを人間の自律神経に例えてみます。

①戦うか、逃げるか(アクセル係)
②休息・安心(ブレーキ係)

頑張りたいけど、休息が必要な状況。

アクセル(走る)とブレーキ(止まる)を同時にできるんでしょうか??

早朝に目が覚めるのに、体が鉛のように重くて動けない。

こんな状態によく似ていますよね。

だから、お子さんの「毎日お腹が痛い」は、「気合が足りない」で片づける話ではない。

これ以上頑張るとダメ!と体が必死にブレーキをかけて守ろうとしている

そんな風に私は考えています。

もちろん大人も同じ。
心だけじゃなく、体にも個性がある。

この考え方は、本当に広めていきたい。

行ってきますの前に、安心を1つ渡す

子どもの背中からお尻(仙骨)にかけて優しく手を当ててさする様子。神経を落ち着かせ、安心感を与えるスキンシップ

もし、お子さんが玄関でお腹を抱えていたら、まずはその痛みが「体の反射」であることを思い出してあげてください。

大丈夫だから行ってらっしゃい

この言葉は、満員電車でお腹痛くて脂汗をかいている大人に「気にしなきゃいい」と言うのと同じ気がします。

言葉で説得するよりも、まずは理解して安心させてあげることがいい。

理解した人の大丈夫と、
なんとなくの大丈夫では、違います。

頻繫にお腹が痛くなったり、頭痛やバッテリー切れになるようなお子さんは、感受性が高いことが本当に多い。

だから、雰囲気や空気感でわかってしまう。

そんな時はまず、背中とお尻のあたり(仙骨まわり)を優しくさすってあげてください。

背骨には神経の束がたくさん通っています。

ここをゆっくりと、なでてあげるだけで、緊張が少しずつ落ち着いてきます。

うんうん「苦しいね」と認めてあげてください。

人って、わかってもらえた時や共感してもらったときに安心を感じやすい。

赤ちゃんがまさにそうですよね。

だから1日1回は背中をゆっくり撫でながら、安心させてあげてください^^

安心は、何か一つだけやれば完成するのものではありませんよね。

一つ一つ、丁寧に積み重ねていく。

それをくり返して、ようやく脳が覚えて安心する環境が出来ていきます。

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